●山データ
①場所:
台湾苗栗県、台中市
②ルート:
1日目 雪山登山口→七卡山荘
2日目 七卡山荘→雪山東峰→三六九山荘→雪山主峰→三六九山荘→雪山東峰→七卡山荘
3日目 七卡山荘→雪山登山口
③アクセス:
羅東駅からバスで武稜農場(ウーリンファーム)へ。武稜農場から雪山登山口は行きはヒッチハイク15分、帰りは徒歩2時間。
④疲れる度:
そこそこ疲れる。危険箇所は特になしでした。アイゼン必要でした。
⑤時間:
1日目 1時間
2日目 12時間(休憩含、登り6時間、下り4時間)
3日目 2時間(七卡山荘→雪山登山口→武稜農場)
⑥良かったポイント
•富士山より高い、3886m!
•日本の山より山奥に来た感がある!
•夜明けの中央尖山はかっこいい!
•カールも絶景!
•台湾の登山家の皆さんが親切だった、仲良くしてくれた!
•公共交通機関でいける!
•個人手配可能!(雪山は国立公園の中にあるので、登るのに入園許可と入山許可が必要)
●4行日記
①事実:台湾第2峰雪山へ登りました。
②気づき:日本と似ているところも、違うところもある
③教訓:為せばなる、何事も挑戦
④宣言:来年は4000mごえの山に登ります。
海外の山に登りたいなあと思っていて調べてみると、台湾に富士山より高い山がたくさんあることが判明。さらに調べると台湾で2番目に高い雪山が公共交通機関だけで行けそうなので雪山に決定!
雪山に登るには、国立公園の入園許可と警察の入山許可の2つが必要でこれが個人的には大変でした。
申請には台湾在住者の緊急連絡先と電話番号、自分の台湾の電話番号が必要だけど、山行記録のブログとま調べてると日本の情報でも行けたよ、って情報が複数ありました。でも日本の情報で申請してみたらダメで、友人に台湾の方を紹介してもらい、それで申請。
入園許可は無事降りたのですが、国立公園から「これで警察にオンライン申請するとたぶんダメだから、当日に公園警察で申請した方がいいよ」とのメールが来る。不安だけどそれを信じて登山口まで行ってみることにしました。
そして、出発2日前には国立公園からこんなメールが来る。ピッケルやらヘルメットやらが必須なのか参考なのかわからない。さらに添付資料には雪山経験証明書が必要とか書いてあって行って登れるのか不安が募る´д` ;。雪山登山者のフェイスブックページにも招待されたけど危険だよ的な文字が見えてさらに不安になる。
とりあえず冬季装備(ピッケル、12アイゼン、ヘルメット)も持って成田から出発!
飛行機はスクートで往復2万5千でした(受諾手荷物有り)
台湾に着いてからは台北でガス缶と地図を購入して1泊、翌日に孝子山に登って羅東まで移動して一泊しました。台北駅の近くに台北山荘、登山友という登山ショップがあります。ガス缶と地図はそこで購入。地図はアップルストアでも700円くらいで電子版がありました。
上記のメールは台北で泊まったゲストハウスに日本語の喋れるかわいいお姉さんに翻訳してもらったら、ピッケルやらヘルメットは参考で必須ではない、証明書も参考に送られているだけとのことが判明!どうもありがとうござました!台北に来たらまた同じゲストハウスに泊まりたい。
3日目の朝7:00のバスで武稜農場(ウーリンファーム)へ出発。羅東のバスステーションは駅近でした。
途中の村で小休憩がありました。バスはクネクネの山道を結構なスピードで登ってくので、車酔い。
途中で国立公園の入園料160元を支払い、3時間かからないくらいでウーリンファームに到着。小学生以来のバス酔いで吐きました´д` ;、幸先悪い、、、
公園警察で無事許可を取得。雪山登山口まではヒッチハイク!社会人になって初めてヒッチハイクを経験した笑。乗せてくれた方は山小屋でもとなりでした、どうもありがとうござました!
登山口で許可書を提出し、ビデオ(日本語あり)を見て出発。整備された登山道を1時間くらい登って、本日の宿泊地の七卡山荘へ到着。ヒッチハイクのおかげでまだ12時。
山荘の中はトイレも水場も炊事場もあります。中は日本の避難小屋のような感じでした。
夜明けの中央尖山がすごくきれいでした
朝4時に出発して2時間ちょっとで雪山東峰に到着。地図上のコースタイムは3時間。先週八ヶ岳でアイスクライミングをしてきたというアメリカの方と出会いました。ペースが同じでこの後何度も会いました。日帰りで登ってるらしい、すごい。。
雪山東峰から1時間くらいで三六九山荘に到着。雪山東峰から少し下ります。ここで朝ごはん。
三六九山荘からの景色、雲海が見えました。
三六九山荘からは草原を登ります。
草原を超えると黒森林という樹林帯、雰囲気は八ヶ岳の木を大きくした感じでした。標高は3500mを超えてるので、高山病にならないようにゆっくり登りました。
10時くらいにカールに到着。ここでアイゼン装着。富士山に登ったという台湾の方がいました。日曜だったので、入山者はそこそこいて、挨拶したりされたりしますが、だいたい台湾人と思われて中国語で話しかけられます。
カールの反対側。崖がいい感じ。
カールからがきつかった。すごい急ではないけど緩やかではない道がずっと続きます。しかも雪面をトラバースしてく感じなので、気をつけながら。
カールから1時間かかってようやく山頂!
出発から7時間、高山病にもならずに行けました!
日本だとアルプスとか登っても、山頂から大きな町が見えることが多いけど、ここからの景色はひたすら山!見えてもすごい小さな集落です。山奥に来た感がある!
j下山は4時ちょっと。七卡山荘に戻り一泊して武稜農場に戻りました。
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